【H29.6】あの頃の教育に対する思い

こんばんは。かけるとき書いときましょう!

6月〜 あの頃の教育に対する思い

この頃は学期区分が第二タームになり、興味本位でエントロピーの授業を取った。初めは自然科学の一つかと思って授業を聞いていたら、いつの間にか新しい熱力学の法則や哲学のような内容になっていて、大学の授業の面白さの鱗片に触れることができた。高校時代に物理大好きだった人はぜひエントロピーについて学んでみて欲しい。新しい教養が身につくと思っている。
他にテニスの授業を取っていた。例の教数美女と一緒に初めての硬式テニスを楽しんだ。授業の中で数名友達もできて充実したスポーツ実習であった。

またこの時期の私は今とは全く違う教育観を持っていた。当時の尖っていた私は「生徒に数学を好きになってもらいたい。数学の面白さを伝えたい。」と考えていた。今思うといかにも主観的な考えである。
一年次か二年次の幾何学の授業の時に教授(私たちの学年のチューター教員)が「数学を好きにさせようなんて考えるな、そんなことに意味はない。」と関西弁で大声で仰っていた。私はその言葉がうまく飲み込めず教授の研究室に押しかけ、当時の私の教育観を伝えた上で教授に授業での言葉の意味をお聞きした。私の問いに対して教授は「全教科の先生が自分の教科を好きにさせようとすると、生徒は全教科を好きにならなければいけない。それは不可能だし、そんなことに意味がない。」と仰った。教授の言うことは常に本質をついていて、そんな教授に憧れていた。それ以来教授の部屋にお話を聞きに行ったり、時には悩みを聞いてもらうこともあった。
私は幼小中高と常に尊敬する師がいた。私は先生っ子で職員室や数学準備室、物理準備室、時には保健室で先生と話すことが好きだった。今でも交流のある先生もいる。大学ではそのような先生との関わりは少なくなるが、自分からアプローチをかけてみるといい。少なくとも、広大の教育学部数理系コースの教授はいつだってフランクに話をしてくれるし、自らの研究内容のことになると物凄い熱量で語ってくれる。その他にも大学生活で元広大の物理学科の教授の方や工学部や総合科学部の教授と知り合うことができた。

また、6月は教数の友達ととうかさん(地元のお祭り)に行ったり、毎日のように茶髪男子大学生の家に泊りに行って遊んでいた。携帯の写真を見返すと6月最後の日はその翌日からパイレーツオブカリビアン〜最後の海賊〜が公開ということもあり、そいつの家でマックのナゲットとポテトを食べながらパイレーツオブカリビアンの第1作目を見ていた。

読んでくれてありがとう!

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